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スペインの北に位置するビルバオは以前にも記述したとおりに再開発が功を奏し観光客が押し掛ける観光都市となった。街は過去、鉄鋼・造船で一時代を築いていた。その名残を消したくないとの強い意志を感じるところが数多く存在する。街のあちこちにある掲示板、案内板、オブジェ、又は建築物の外装に「浮きさび」状態の鉄を表現している。私見であるが、これに街の歴史と人々の思い入れ、郷土愛を感じる。素晴らしいコンセプトだと思う。
グッケンハイムの形状などは多く紹介されているのでここでは記述しないものとする。建築家としてこの建物に接したとき強く揺さぶられたのは建物の造形と空間構成の概念であった。私論ではあるが、グッケンハイムビルバオの構成概論は、広場に鉄骨にて架台を幾つか造り、それらを橋で繋ぐ、橋は階段やスロープとして上下階にも繋ぐ、時には廊下となり時には展示スペースとなる。美術館としての展示空間の一部は先の架台が全てだ。外観は空間を形成する塀であり蓋である。自由気ままに形を表現する。雨や風、温湿度の調整が可能な程度の壁であり屋根である。自由な造形故に構造に摂理はない。造形上、屋根が垂れ下がりそうならばCチャンネル又はL型鋼にて支える。人が乗り、移動する行為は架台がしっかりしていれば充分である。あとはその架台を大きく覆えば良い。壁や屋根はそれぞれの目的を達していれば良い。それよりも造形美を大切にする。無駄に生じる隙間空間も美術館としては有効な空間として受け入れられる。壁や屋根を合理的に設置するという考え方はここでは考えない。素晴らしい考えだと思う。建築物にはオブジェとしての要素も必要である。充分にその役割を果たしている。内部の常設展示や企画展示は他の美術館と比較してけっして勝っているとは思えないがグッケンハイムビルバオの美術館はこの建物そのものが美術品であると思える、あくまでも私論であるが。尚、グッケンハイム美術館は他にもベニス、ニューヨーク、ベルリン、ラスベガスにもある
「 髭 」@
ビルバオ・グッゲンハイム美術館は、スペイン・バスク国自治州・ビルバオ市にある、近現代美術専門の美術館です。アメリカの ソロモン・R・グッゲンハイム財団の設立したグッゲンハイム美術館の分館のひとつで1998年に開館しました。建物はアメリカの鬼才、建築家フランク・O・ゲーリーによって設計され、脱構築主義建築の傑作とされています。平らな面が一切なく、チタニウムの板がうねる過激で有機的な形は戦闘機の設計などに使用されるCADシステムを用いて構造計算されるなど、時代の最先端の技術を利用し設計されているようです。
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